カージナルテトラの飼育方法~水槽環境、混泳、餌、寿命、ネオンテトラとの違いとは?

カージナルテトラの飼育方法~水槽環境、混泳、餌、寿命、ネオンテトラとの違いとは?


熱帯魚の人気種で、飼育も容易なカージナルテトラ。

大衆魚ネオンテトラの仲間ですが、その上位種といえばいいでしょうか。

小型熱帯魚で扱いやすく、メリハリのある赤と青の色合いも華やかで、初心者向けにおススメできる品種のひとつです。

ここで紹介する水槽環境、餌など基本的な飼育法を頭に入れておけば、まず失敗はしないでしょう。
ネオンテトラとの違いや、ワイルドとブリードなどについてもまとめているので、そちらの方も知っておいてください。

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カージナルテトラってどんな魚?


カージナルテトラはアマゾンのオリノコ川、ネグロ川に生息する小型カラシンです。

4~5cmとテトラ種の中でも大型で、水槽内でもよく目立ちます。

最大の特徴は赤と青の色合いで、腹部の赤と、中央部の青いラインがはっきりと分かれ、他のテトラのようにぼやけた感じがしません。

カージナルテトラは宝石にも例えられますが、その美しいボディーカラーは人気があり、初心者からベテランまで楽しめることでしょう。

色合いには青のラインが短いもの(ショートライン)や、アルビノなどもあります。

どれもカージナルテトラの名前で売られているので、購入には注意深く見ることも大事ですね。
飼育法はどれも変わりません。

なお、カージナルテトラに関しては、群れを作れるほどの数で飼うのが理想で、カージナルテトラも落ち着き、安定して飼育できるのです。

白点病などの心配はありますが、水に慣れてしまえばほとんど手間はいりません。

カージナルテトラとネオンテトラの違い

カージナルテトラは元々ネオンテトラの亜種と考えられてきましたが、現在は完全な別種です。

とはいえ、同じテトラであることは変わりなく、見た目もよく似ています。

見分け方は腹部の赤です。

カージナルテトラは頭から尾まで赤いですが、ネオンテトラの赤は胸の辺りから尾までです。


※ネオンテトラ

これは幼魚の頃でもよくわかります。

また、体型もカージナルテトラのほうがスマートで、ネオンテトラより一回り大きいですね。

そして、値段も忘れてはなりません。

ペットショップに行けば一目瞭然です。
ネオンテトラは一匹20~30円くらいで売られていますが、カージナルテトラは一匹150~200円と5倍ほども違います。

基本的に群泳させることになるので、10匹セットで1,000円くらいのものがおすすめです。

ワイルドとブリードで違いはある?

他の熱帯魚と同様に、カージナルテトラにもワイルドとブリードがあります。

要するに現地調達した野生種(ワイルド)か、別な場所の養殖地で商業用に育てられた(ブリード)かというものです。

カージナルテトラは繁殖のさせやすい熱帯魚ではないため、販売されているもののほとんどは生息地から取り寄せたワイルドです。

しかし、近年は環境の保護意識も進み、ブリードも出回るようになってきています。

飼育法にあまり違いはありませんが、ブリードのほうがワイルドよりやや小ぶりで、寿命も長く、飼育しやすい特徴があります。

また、安定的な供給が可能であることと、近場から取り寄せるため輸送コストも抑えられ、値段もじゃっかんお安くなる傾向もあるのです。

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カージナルテトラの飼育は簡単?


カージナルテトラを含む小型カラシンの魅力は、とにかく飼育が簡単なことです。

まったく熱帯魚の知識がない人でも、必要最低限の機器を準備するだけで、すぐにも飼うことができるのです。

飼育の詳細は後述しますが、熱帯魚飼育セットでも買えばじゅうぶん間に合います。

さらにアクアリウムを作ったり、他の熱帯魚と混泳させる場合も、カージナルテトラは鑑賞的に映える熱帯魚といえるでしょう。

カージナルテトラを手始めにして、いろいろと拡張してゆく楽しみ方もできるわけですね。

カージナルテトラの飼育で必要なもの

カージナルテトラを飼うのに必要なのは、水槽、ヒーター、ろ過機です。
これにお好みで底砂、水草、水槽インテリアを加えるのが一般的です。

ライトなどがあるとカージナルテトラがキラキラと光ってきれいですが、なくても問題ありません。
本当に基本的なものだけで、特別に必要なものはなくていいです。

水槽は小型でも構いませんが、その場合は5~10匹程度のカージナルテトラを飼う感じになります。

やはり、カージナルテトラは群れで飼いたいですから、60cm水槽くらいは是非用意したいですね。
大きな水槽なら後から混泳させることも容易です。

ヒーターとろ過機は水槽の大きさに合ったものを使用しますが、セット購入で1万~2万円ほどで準備できるでしょう。

水槽環境

水槽が用意できたら、カージナルテトラを入れるわけですが、注意したいのは数です。

群れで泳ぐカージナルテトラはたくさん飼いたいところ。
ですが、適正以上の数は水槽も汚れますし、極端な水質の悪化を招きます。

適正な個体数というのは決まりはないのですが、テトラであれば水槽の幅の1/2の数がだいたいの目安だと思います。
60cmなら30匹、90cmなら45匹という感じです。

混泳などをすれば多少変わってきますが、群れが窮屈でなければ問題ありません。

水質と水温

カージナルテトラが好む水質は中性~弱酸性、PH6~7くらいになります。

底砂にサンゴ砂や大磯砂を使うと水がアルカリ性になるので、向きません。
ソイルなどがいいです。

カージナルテトラはそれほど神経質ではないので、あまり厳密でなくても平気ですが、測定器などがあれば安心ですね。

水温は25~28℃が適切です。
22℃以下にならないようにしましょう。

水温に関してもカージナルテトラはわりと寛容ですが、低いと病気にもなりやすいですし、逆に高温すぎても酸素が少なくなって、熱帯魚によくない水となってしまいます。

水温に関しては、やはり夏と冬は注意ですね。
あとは2週間~1ヶ月程度に水換えをしてあげれば水質もいい状態を保てるでしょう。

水流について

小型カラシンは基本的に強い水流を嫌います。

カージナルテトラも同様で、あまり水流が強いと泳ぐのに疲労して寿命が短くなったり、水の動きを避けてせっかくの群れがいつも同じ場所で停滞しているということもあります。

もちろん、適度な水流も熱帯魚には必要ですから、カージナルテトラの動きが鈍いときは、ろ過機から流れる水量を調節してあげてください。

ろ過機には水量の調節機能がだいたいついています。

それでも解決しない場合は、ろ過機の排水口にスポンジやタオルなどを設置できるように工夫し、水流を抑えることも考えないとなりません。

投げ込み式は水流が弱くて楽ですが、ろ過能力が落ちる欠点もあります。
この辺は水質維持とのバランスを見て考えてください。

オススメのレイアウト

色の鮮やかなカージナルテトラはインテリアとしても活かしたいですね。

アクアリウムを作って楽しむのがいいでしょう。

レイアウトはお好きなようにして構わないのですが、「水質」でも書いたように底砂はソイルがおススメです。

水草も植えやすいし、黒の砂がテトラの彩りを際立たせるように思います。(色の薄いソイルもあります)

水草は何でもいいですが、個人的にはアマゾンソード、パールグラス、マツモなど縦型の水草が合うと感じています。

カージナルテトラが隠れるのにもいいのです。

また、ウィローモスを定着させた流木などもお洒落です。
定着させたものは扱いも楽なので、初心者は助かるのではないでしょうか。

混泳

カージナルテトラは温和ですから、同サイズの小型熱帯魚とはだいたいのものと混泳できます。

一番のおすすめは同じカージナルテトラですが、ネオンテトラ、グッピーやプラティなどのメダカ類、おとなしいオトシンクルスといった熱帯魚とも相性がいいです。

ただ、メダカ類は水面で餌をよく食べるので、中層のカージナルテトラにも餌がきちんと渡るように注意しましょう。

ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビとも一緒にできます。

関連記事:ヤマトヌマエビの飼育方法~オススメの混泳魚、水草、水温と水質、苔を食べない理由は?

稚エビがカージナルテトラに食べられちゃうこともありますが、全滅させられるほどではありません。

ですが、気をつけたいのは大きな熱帯魚との混泳です

例えばエンゼルフィッシュのような10cmを超える魚がいると、カージナルテトラは群れを作りやすくなるのですが、捕食される可能性もあります。

関連記事:大人気の熱帯魚、エンゼルフィッシュの飼育方法~混泳には注意!性格、餌、寿命は?

ベタのような攻撃的な熱帯魚もよくありません。

そして同じテトラでも気性の激しいブルーテトラやブラックテトラなども不安があります。
捕食されないにしろ、追い回されたりしてストレスを溜めこむ可能性もあるので、これらとは混泳させないほうが無難です。

※補足
テトラにはいくつもの種類がおり、それぞれで色や魅力は全く異なります。

関連記事:テトラの種類とそれぞれの特徴~飼育方法に違いはある?

人工飼料で餌が済んでしまうのもカージナルテトラの魅力でしょう。

冷凍アカムシも食べるには食べるのですが、カージナルテトラには少々大きい餌になるので、あげても問題はありませんが、人工飼料だけでもじゅうぶんです。

カージナルテトラは口が小さく、餌は小粒状のものか、フレークのものを砕いて小さくして与えます。

適当に沈む餌だと、中層のカージナルテトラにも行き渡ります。
餌の頻度は一日に1~2回、あまり多く与えないのが健康を保つコツです。

寿命

カージナルテトラの寿命は2~3年です。
飼育環境がよければ5年近く生きることもありますが、これは稀なケースです。

意外とタフな熱帯魚ですから、多少餌が少なくても問題ないくらいです。

病気もほとんどしませんが、体に白い斑点が出る白点病、エロモナス病などにかかることがあります。

予防としては、水換えを定期的に行うことです。
古い水によって、病気に感染しやすくなります。

こうした手入れをしっかりしていれば、かなり長く生きてくれる熱帯魚といえるでしょう。

まとめ

初心者にも簡単に飼うことができ、混泳やレイアウトなどの楽しみも多いカージナルテトラ。
美しい色も鮮やかで、熱帯魚らしいカラフルさも魅力ですね。

上手に飼えばその色もより美しくなり、育て甲斐もあるというもの。

もし、熱帯魚飼育を始めるなら、カージナルテトラはちょうどいい入門魚となるでしょう。

最初は10匹くらいからスタートして、慣れたら徐々に増やしながら、混泳や水草を考えるという進め方がいいと思いますよ。