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ヨシノボリの飼育方法~餌、水槽環境、混泳にオススメの魚とは?

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くりくりした目で愛くるしい表情のヨシノボリ。
川で日常的に見ている方や、レジャーで川遊びに行ったときに頻繁に目にすることが出来るとされているヨシノボリは日本の川魚の中では馴染みの深い魚であると言えます。

今回はそんなヨシノボリの生態から飼育方法、飼育時に気を付けたいことを要点ごとに分けて紹介していきたいと思います。

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ヨシノボリってどんな魚?


ヨシノボリはハゼ科ヨシノボリ属に分類され、日本や東南アジアに広く分布しています。

様々な種類に細分されますが、体長はどの種類も5~10㎝ほどで、水のきれいな川に多く生息しています。
目から鼻筋にかけて赤や黒のラインが入り、体側には複数の斑紋が並んでいます。

採集や飼育は比較的容易だと言われている一方で、生態系は複雑であり奥が深いことから、ペットとしての飼育を楽しむことができるのはもちろん、研究の対象としても楽しめます。

ちなみにヨシノボリの名前の由来は「腹鰭が吸盤みたいで葦(よし)にも登るだろう」ということから来ています。

ヨシノボリの飼育方法


前述したとおり、飼育は比較的容易で、一般的な魚の飼育セットがあれば問題なく飼うことができます。

野生では川の中流域~河口(汽水域)付近を行き来して成長しますが、水槽では淡水で問題ありません。
日本の川魚なので寒さには強くヒーターは必要ありませんが、逆に夏場の高水温が苦手なため、エアレーションを行うなど酸欠には注意してください。

基本的な飼育法

水道水は必ず中和剤で塩素などを取り除き、飼育器具は水でよく洗っておいてください。

川で捕まえてきたばかりのヨシノボリは病気を持っていたり寄生虫がついていたりするので、一晩0.3~0.5%の食塩水の中で飼育し様子を見てください。

寄生虫がついていた場合は網ですくってピンセットで取り除いてください。

こうしてコンディションを整えたらいよいよ水槽に移していきますが、いきなり水槽に放すのではなく、プラケースなどに一旦入れて水槽に2時間ほど浮かべておき、少しずつ水槽の水を入れて徐々に水に慣らしてあげて下さい。

水槽に放ってからすぐに餌を与えてはいけません。

水質が変わったショックで生体にはかなりストレスがかかっているので一晩休ませましょう。

翌日からいよいよ餌やりとなりますが、餌は一日1回~2回与えます。

夏場は水が汚れやすいので、食べ残しはスポイトで吸い取って捨てましょう。
水換えは一週間に1回、水槽全体の4分の1から3分の1程度の量を行います。

真冬や真夏は注水する水の温度を水槽の温度に近づけてから入れるようにしてください。
急に水温が変わると心臓に負荷がかかって死んでしまうことがあります。

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混泳


ヨシノボリは縄張り意識の強い魚であるため、できればヨシノボリのみで飼育することをお勧めしますが、混泳をお考えであれば以下のことに注意してください。

オオヨシノボリやルリヨシノボリにとっては小魚であっても捕食対象になってしまうため、5㎝未満の小さな魚は混泳に向きません。

その他の種類のヨシノボリでも口に入れば何でも食べてしまうので、混泳させる魚の大きさには気を付けてください。

また、ミナミヌマエビなどの小さなエビも捕食される可能性があるため、エビを混泳させる場合はヤマトヌマエビなどの大きめの種類を選んでください。

オイカワ・カワムツなどの俊敏な魚はヨシノボリからの攻撃を避けやすいですが、その分餌を我先にと食べてしまうため、ヨシノボリが餌にありつけない場合があります。

ドジョウはほとんど砂の中で過ごすため、ヨシノボリとうまく住み分けることができ、小競り合いを防ぐことができます。ただ、いずれにしてもヨシノボリの縄張り意識への対策として、石組みなど多く取り入れて隠れ家を作るようにしてください。

できるだけ生き餌を与えるようにしてください。

冷凍赤虫などの動物性生き餌は、もともと肉食であるヨシノボリは好んで食べてくれます。

冷凍赤虫はほとんどの熱帯魚ショップで売られており入手しやすい上、価格も安価ですのでコスト的にお勧めです。
また、淡水のエビやメダカなどの小さな魚を餌として混泳させるのも餌やりの一つの方法です。

人工飼料にはほとんど慣れてくれません。
一部例外的に、ザリガニの餌やフレーク状の飼料なら食べたという例はあります。

一部のサイトでは魚肉ソーセージや白米などを与えたら食べたなどと記載されていることがありますが、塩分や添加物、穀類はヨシノボリの体に非常に大きな負担をかけてしまいます。

絶対に人間の食べ物は与えないでください。より長く楽しむためにも適した餌を与え、長生きしてくれるようにしましょう。

水槽環境

熱帯魚を飼育する際によく言われているのが、「水1ℓに対して魚の体長1㎝」です。

10㎝の魚だと10ℓの水が入る水槽が必要になるということです。
しかし、この方法だと様々な体長の魚を混泳させたいときに非常に使いにくい考え方であるため、あまりあてになりません。

そこで、とりあえず60㎝水槽を用意することをおすすめします。60㎝とは長辺が60㎝の水槽のことです。他の辺が何㎝であろうと60㎝水槽と呼びます。
60㎝水槽のメリットは、水槽維持のしやすさ・コストパフォーマンス・外部機器の豊富さです。

水槽が小さすぎる(45㎝未満)と水温や水質を安定させることが難しく、大きすぎても(90㎝以上)水換えや掃除などが大変になります。

また、60㎝水槽用の照明器具やろ過装置などはラインナップがとても充実しているので、予算や用途などによって選べる自由度が高いです。

水槽を購入したら水槽内のレイアウトを工夫します。
ヨシノボリは縄張り争いをするため、小競り合いを避けるために水槽内には隠れ家が必要です。

熱帯魚専門店や通信販売などでいろいろな大きさ・形の岩石が売られているので、隙間が作りやすいものを選んで水槽に配置してみてください。流木や水草を植えてあげるとさらに良いです。

水質と水温

水質は弱酸性~弱アルカリ性まで、幅広いpHに適応できます。
アマゾン川で暮らす熱帯魚用のブラックウォーターなどの極端なpHの水質でなければ飼育は可能です。

日本に住む淡水魚のため、冬場のヒーターは必要ありません。ただし、高水温になると水中の酸素が少なくなるため、エアレーションを行うなどの酸欠対策を、特に夏場は注意して行ってください。

河川の上流域に住むヨシノボリは真夏の高水温で弱り、細菌に侵されて病気になりやすいので、毎日よく観察して体調を見てあげてください。一方で、田んぼの用水路や池に住むヨシノボリは酸欠にさえ気を付ければ、そこまで水温や水質に気をつかう必要はありません。

飼育で気を付けたいこと

ここまでいろいろと述べてきましたが、飼育で注意するべきポイントをまとめると、以下のようになります。

・飼い始めるときはいきなり水槽に入れず、一晩0.3~0.5%の食塩水の中で飼育する。寄生虫がいたらピンセットで取り除く。
・水槽に移すときは、プラケースなどに入れた状態で水槽の水を少しずつ混ぜ、水質と水温にゆっくりと慣れさせてから放す。
・特に夏場は酸欠状態を防ぐため、エアレーションを使用する。
・餌は基本的に生餌を与える。
・捕食されてしまうので、小さい魚と混泳させない。
・縄張り意識が強いため、混泳させる魚の種類に気を付け、水槽内には隠れ家になる岩石や水草を設置する。

まとめ

ヨシノボリは川遊びなどをしているとよく見かける魚なので、「追いかけて遊んだことがある」という経験のある方も多いと思いますが、飼育をするのにも楽しめる魚です。

ペットショップで売られている熱帯魚と違って川に行って自分の手で採集できますので、長く飼育していれば、より一層愛着が沸いてきます。

混泳させる魚にさえ気を付ければ、ヨシノボリの飼育方法自体はそれほど難しくないので、アクアリウム初心者の方でも比較的手を出しやすい魚だとも言えます。

また、熱帯魚とはまた違った趣のある魚ですので、熱帯魚の飼育をある程度楽しんだ方が、アクアリウムのアクセントとしてヨシノボリの水槽を一つお部屋に立ち上げるのもまた一興です。

採集~飼育まで、お子様から大人まで楽しめる魚であることに加え、奥の深い生態を観察するために飼育するのもまた、楽しみ方の一つでしょう。

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